15日のNY外国為替市場では、円買い戻し優勢の展開となった。
朝方こそ米10月NY連銀製造業景況指数(エンパイア)が2004年7月以来の高水準だったことから、米ドル買いが先行した。しかしラト国際通貨基金(IMF)専務理事の「米ドルは過大評価されている」、「市場の予想通りドルは下落する余地がある」との発言を受け、マーケットは素直に米ドル売りへと反応。米ドル売りの流れを迎える中、ダウが1万4000ドルを割り込み下げ幅を広げると、円買い戻しへ突入した。
米ドル/円はエンパイアを受け上値を切り上げ、一時117.95円と8月14日以来の118円乗せに迫った。しかし実需の売りや118.00円に設定されているバリア・オプションに絡む防戦売りが頭を抑え、それが嫌気され売りへ反転。ダウが安値を切り下げる中で117.30−50円のストップを巻き込み、一時117.12円辺りまで下落、本日安値を更新した。またグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「ドル安が輸出に大きな影響を与えた」などと発言した事も米ドル売りの要因となった。ユーロ/円はNY入りにかけ、一時167.73円の本日高値を付けた。エンパイアの後は167円半ばで推移したが、ダウが下値を切り下げ始めると、一時166.30円と本日安値を更新。166円半ばで終了した。豪ドル/円も本日安値を更新した。
本日この後日本時間8:00よりバーナンキFRB議長講演が予定されている
日本時間午前07:00現在
米ドル/円 117.40-45 ユーロ/円 166.84-89 ポンド/円 239.81-89
