ユーロが続落となった。ECBは政策金利を4.25%で据え置いたものの、トリシェ総裁が記者会見で景気減速の可能性を繰り返し強調した事が後押しとなった。米新規失業保険申請件数は45.5万件と事前予想(42.0万件)を上回り、ここ6年で最悪を記録した。一方、米6月住宅販売保留は5.3%と事前予想(-1.0%)を上回る好結果となった。北東部、中西部、南部、そして西部の調査地区全てで販売件数が増加しており、住宅価格の低下が購入を促し始めた可能性が読み取れる。米経済の悪さは既に織り込み済みのため、新規失業保険申請件数の悪化よりも、この中古販売保留の好結果がサプライズとして受け止められた。故にこれがユーロ下落に拍車をかける結果ともなった。一方のユーロは景気の悪さが織り込まれていなかった分、トリシェ総裁の減速懸念が際立つ印象となった。総裁によるこの減速懸念を受け、第2四半期GDP(8月14日発表)に対する注目が俄かに高まっている。NZドルも続落。アジア時間に発表された失業率が3.9%と2年ぶりの悪化を示した事が嫌気されている。これを受けて次回会合(9月11日)での利下げ期待が大きく加速している。NY原油先物価格は120.02ドル(1.21%高)で取引を終了。
ドル/円 109.43-48 ユーロ/円 167.58-63 ユーロ/ドル 1.5310-15
