ドルにとっては材料混在となるも、株式市場の上昇が結果としてドルを牽引した。バーナンキFRB議長は講演の中で原油価格上昇を背景とした短期的なインフレ上伸を容認する一方で、景気の減速がインフレを低下させるとの見方を示した。議長が早期の利上げの必要性を事実上否定した事で、市場は景気減速の中での利上げがなくなったと判断。特に株式市場がこれを好感視し、株価は上昇した。また一部で「韓国産業銀行が米リーマン・ブラザーズの買収も選択肢の一つと表明」と報じられた事も、金融危機終焉への第一歩として好感され、株式市場を支援した。一方、格付け機関 ムーディーズがファニーメイとフレディーマックの優先株式の格付けを引き下げた事がドルへの重石となった。ポンドは下落。欧州時間に発表された第2四半期GDP(改訂値)が速報値から下方修正され、1990年台初頭のリセッション(景気後退)以来の低水準を記録した事が嫌気された。ドル上昇を受け商品市場は軒並み下落。原油先物価格は114.59ドル(5.4%安)で取引を終了。
ドル/円 110.03-08 ユーロ/円 162.57-62 ユーロ/ドル 1.4772-77
