来週は金融機関に対する懸念が再燃した「ドル」、そしてそうしたリスク回避から選好されやすい地合いにある「円」の動向がカギとなろう。そういった意味でも、16日(火)のFOMC政策金利、17日(水)の日銀政策金利の双方における声明(最新の見解)に注目が集まる。
FOMCに対する市場の事前予想は2.00%での据え置きでほぼ一致。現時点でのFF金利先物は据え置きの可能性を88%ほど、0.25%の利下げを12%ほど織り込んでいる。ここ最近の金融機関に対する不安視の増大が利下げ期待を後押ししている。ただ実質金利は既にマイナスにあり、また過日のベアースターンズとは状況が違う事から、利下げの可能性はほぼないと見られている。一方今回、「利上げ」に関しては完全に織り込まれてない。ただサンフランシスコ連銀のイェレン総裁が「FRBの次の行動は”利上げ”だ」とコメントするなど、当局者は概ね利上げのタイミングを模索している。それ故今回の声明ではそうした利上げのタイミングをいつとするのか(近い将来なのか、当面はないのか)がポイントとなろう。
日銀もFOMC同様、今回の政策会合での金利変更は見込まれていない。国内経済指標が振るわない事に加え、11月にも総選挙が実施される可能性が高まっており、また金融機関に対する懸念が再燃している中での変更の可能性は皆無だろう。
他にも15日(月)9月NY連銀製造業景気指数、16日(火)RBA議事録、英8月消費者物価指数、独9月ZEW景況感調査、17日(水)BOE議事録など金融市場に影響を与えうる経済指標が目白押しとなっている。
