15日東京外国為替市場の米ドル/円は新規材料難から小動きとなる中、引けにかけて小幅円安が進む流れとなった。
週末13日に中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率引き上げを発表したのを受けて、早朝のオセアニア市場では、海外系短期筋からの持ち高調整の米ドル売り/円買いが持ち込まれ、米ドル/円は117.40近辺まで下落した。
しかし、調整売り一巡後は、金曜NY市場での米株価上昇を受けて、投資家のリスク許容度上昇および高金利通貨買いへの思惑から豪ドルが上昇、対米ドルでは1984年以来の高値となる0.9070近辺まで上昇し、豪ドル/円も106円半ばまで上昇したのに連れて米ドル/円は反発、さらにゴトウ日の仲値買いへの思惑を背景とする短期筋の買いも出回ったことから一段高となり、日本時間午前10時前には117.65近辺まで上昇した。
仲値設定後は、短期筋の利益確定売りや、イタリア債の大量償還への思惑から軟化したユーロ/円の動きに連れて米ドル/円は一旦117.50近辺まで押し戻されたが、この水準では、堅調なアジア株、中でも中央銀行による預金準備率引き上げにも拘わらず初の6000台到達となった上海総合指数の動きを受けて反発、東京市場引け際には117.75近辺まで上昇する流れとなっている。
その他の通貨では、NZドル/円が軟調。 日本時間午前6:45に発表されたNZ第3四半期消費者物価指数が前期比、前年比ともに市場予想を大きく下回ったことから、金利引き上げ観測が後退、堅調地合いを持続している豪ドルに対する売りも持ち込まれたことから下げ足を速め、金曜NY市場引けの91.35水準から日本時間午後4時過ぎには90.55近辺まで下落、その後も上値の重い展開が続いている。
日本時間17:30現在
米ドル/円 117.60-65、 ユーロ/円 167.29-34、 ポンド/円 239.70-78
