10月末に開かれたFOMCの議事録が発表された。25ベーシスの引き下げが決定されたが、実施するか、もう少しデータを待つかが検討された。信用収縮により金融政策スタンスはやや引き締め的と認識した。過敏な金融市場を懸念し、利下げは市場機能を円滑にすると期待している。利下げがインフレを引き起こす公算は小さく、状況が正当化されれば政策転換が可能となる。金融市場に対するショックは、投資家心理を弱め、成長の下方リスクを高める。利下げ実施でも、今後数四半期は成長は減速する。成長に対する予想外の打撃が一段と信用収縮と弱さにつながる可能性がある。
来年のGDPは潜在成長率を下回り、失業率は上昇、住宅建設が減少し価格は下落する。09年に成長トレンドが上向く。最近の商品価格高とドル安がコア価格を押し上げる可能性がある。
FRB見通しは以下の通り
07年 08年 09年 10年
成長率 2.4-2.5% 1.8-2.5% 2.3-2.7% 2.5-2.6%
コアPCE 1.8-1.9% 1.7-1.9% 1.7-1.9% 1.6-1.9%
PCE 2.9-3.0% 1.8-2.1% 1.7-2.0% 1.6-1.9%
失業率 4.7-4.8% 4.8-4.9% 4.8-4.9% 4.7-4.9%
