国際通貨基金(IMF)は4日、ユーロ圏経済に関する報告を発表し、「インフレは景気減速に伴って鈍化する公算が大きい」との見方を示した。ただ、「物価の上振れリスクは高い」として、欧州中央銀行(ECB)は警戒が必要だ」と述べた。
IMFは、経済成長見通しについては2008年を1.7%、09年を1.2%にそれぞれ据え置いたが、08年は減速し09年中に再び加速すると予想した。07年の成長率は2.6%。 7月に過去最高の4.1%を記録したインフレ率に関しては、09年中に2.0%を下回るとの見通しを示した。 また、「エネルギー・食料価格の高騰、クレジットのひっ迫、世界的な需要の減退、ユーロ高がユーロ圏の成長を阻害している」との認識を示し、さらに「(ユーロ圏の)ファンダメンタルと比較して、ユーロがやや高い水準にあるとIMFのディレクターはみている」と述べた。
